ワインには大きく分けて「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」の3種類があります。どれもブドウから造られますが、製造方法や使用するブドウ品種の違いによって色や風味が変わります。ここでは、それぞれの特徴と違いをわかりやすく解説します。

赤ワイン

赤ワインは、黒ブドウ(赤や紫の皮を持つ品種)を使い、皮や種も一緒に発酵させることで造られます。皮から出る色素やタンニンが赤ワイン特有の色合いや渋みを生み出します。

  • 特徴:濃厚で渋み(タンニン)があり、香りも豊か。
  • 代表的な品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワールなど。
  • 料理との相性:ステーキやラムチョップ、濃厚なチーズなどコクのある料理に合います。

白ワイン

白ワインは、白ブドウを使うことが多いですが、黒ブドウを使う場合でも皮を取り除いて果汁のみを発酵させます。皮や種からの色素が入らないため、透明感のある色合いになります。

  • 特徴:酸味が爽やかでフルーティー。軽快で飲みやすいものが多い。
  • 代表的な品種:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなど。
  • 料理との相性:魚介料理や鶏肉、サラダ、和食との相性が良いです。

ロゼワイン

ロゼワインは、黒ブドウの皮を短時間だけ果汁と接触させて色をつけた後、皮を取り除いて発酵させます。赤ワインと白ワインの中間のような性質を持ち、色は淡いピンクから鮮やかなサーモン色まで幅広いです。

  • 特徴:フルーティーで軽快、赤ワインほど渋くなく、白ワインほど酸味も強くない。
  • 代表的な品種:グルナッシュ、シラー、ピノ・ノワールなどから造られることが多い。
  • 料理との相性:パスタ、ピザ、前菜、バーベキューなど幅広い料理に合わせやすい万能タイプ。

まとめ

赤・白・ロゼは同じ「ワイン」ですが、造り方や特徴は大きく異なります。赤は渋みとコク、白は爽やかさ、ロゼはその中間的な魅力を持っています。料理とのペアリングを意識することで、ワインの楽しみ方がさらに広がります。

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